二ノ国II レヴァナントキングダム 感想 (Ni no Kuni Revenant Kingdom)


二ノ国II レヴァナントキングダム あらすじ感想
Ni no Kuni II Revenant Kingdom

ストーリー、ゼネラルディレクター - 日野晃博
キャラクターデザイン - 百瀬義行
音楽 - 久石譲


どうも、ベルリン在住の日本人ブロガーです。
今日は二ノ国 レヴァナントキングダムの感想を書いていきますよ!


ネット界隈ではトレイラーがドラクエ風だとか言われていますが実際はどうなの?

感想を最初にひとことで言うと、これはジブリのゲーム化なんだ、と思いましたね。
色々な要素に思いっきり主観が入っていますよ。注意してください。



世界観紹介

一ノ国と対をなす二ノ国のお話し。一ノ国っていうのは比較的我々の住んでいる世界に近い設定だと思います。
一ノ国のクライン大統領(ロウラン)が車に乗って街に向かっている最中に、都市が核兵器的なミサイルで爆撃され、そのショック?でクライン大統領がゴロネール王国の城内に転送され、ロウランとしてエバンの前に現れる
ジブリっぽくもありつつ、優しくて暖かいベルセルクって感じでもありますね。
蝕が無く、うまくいった鷹の団って感じ。そういえばエバンはちょっとグリフィスに似ている。ロウランはガッツって感じですかね。

キャラクター紹介


主人公その① エバン・ドリスファン・ニャンダール
(声:志田未来)
二ノ国の世界のゴロネール王国の王様になる予定だったが、先代王ラウゼオが側近チューダインに毒されてしまう。チューダインはゴロネール王国の王になるためにエバンも暗殺しようとするが、偶然ロウランが城内に転移されて助かる。そしてチューダインの手から逃げ延び、守護霊獣探しの旅にでる。ものすごくジブリっぽい外見をしている。
Wiki見たら、他の作品はジブリも参加してたりするみたいなんですが、今作もそうなのかな?ホームページ見てみたけどジブリの記載は特に無し。キツネみたいな耳がついています。

主人公その② ロウラン
(声:西島秀俊)
一ノ国ではアメリカっぽい国の大統領で、サミットに向かう途中に都市ごと核兵器で爆撃される憂き目に遭う。そのとき、謎の力で二ノ国に転送され、エバンに出会う。しかも何故か若返る。ちょうどその時、エバンはゴロネール王国のクーデターで暗殺されかけていてなんやかんやで助ける。その後もなんやかんやでエバンに付き合って旅に出るのである。ちょっともののけ姫のアシタカっぽい雰囲気。承太郎かっていうくらいメンタルが強い。

仲間その①  シャーティー
(声:門脇麦)
空賊ガットーの娘。風蛇の谷を突っ切ろうとしていたエバンとロウランが空賊に捕縛された後に、シャーティーもワイバーンに捕まってしまう。シャーティーをワイバーンから救う代わりにエバンとロウランは解放され、その後、エバンとロウランに助けられて仲間になる。なんか元気っ子っぽい感じのひと。
もののけ姫のサンをもっと少女にして快活にした感じ。

仲間その②  ガットー
空賊のお頭。なんとも言えず、ラピュタと紅の豚ともののけ姫の世界観を足したような格好をしている。気の良いおっさん。

仲間その③  セシリウス
(声:山崎育三郎)
シーラザラカンの女王、ホメディウスの側近。女王と結婚するための試練に出るために仲間になる。最初出てきたときハイヒールで踏んづけられててマジかよと思いました。なんだろう、凄く既視感(ジャメヴ)ってますが、誰だろう。マジメ金髪眼鏡君。ハウルかな、いや違うな。でも服装はハウルっぽいです。ムスカと風立ちぬの主人公とメイとサツキのお父さんに似ている。一言で言えばジブリの眼鏡です。こんなこと書いてたらいつか怒られそうですね。すいません。

仲間その④  シャリア
(声:木村文乃)
ムサカ編から仲間になるNARUTOのサクラちゃんです。格好を一目見てマジかよって思いました。ピンクの髪に黄色のワンピースに手甲みたいなのにゴーグルつけてます。ジブリ、ドラクエ、ナルト、オレは全部好きなんで最高ですよ。セシリウスがムスカっぽいって言いましたが、ムサカはまさにムスカです。

感想

実際にドラクエっぽいの?

ネットではドラクエ風だ〜って話題になってましたが、プレイ中はあまりそういったことは感じませんね。オレはむしろジブリっぽくていいなと思ったら他の作品はジブリも参加してたこともあるようです。今作はどうなのかな〜、ホームページにも特に記載無かったですよ。内容としてはアクションRPGという感じで攻撃を食らわないようにかわしたりり、遠隔攻撃をしたりとか、FF12っぽいなとオレは思ったんですがどうでしょう。

ボリュームは凄い!

しっかしボリュームが凄いですね。今の若者はこんなゲームが出来てうらやましい。いや、オレも今できてるから特に文句とかないんですが。これ一本で小学生とかだったら半年くらい遊べるんじゃ無いですかね。オレはドラクエ6を小学生のときにクリアできなかったけど、このゲームは今の小学生とかにはどうなんだろう。小学生はスプラトゥーンするからいいのか。

バトルはシームレス方式?

フィールドではエンカウント方式で、街とかダンジョンではシームレスバトルになっております。あとピクミンっぽいのが戦闘に参加してくれたりして、(ちょっとした命令とかは与えられますが)、なんか爽快感を上乗せしてくれます。ちょろちょろと大勢のちびキャラが大きなキャラにたかって攻撃するのってなんとも言えない爽快感がありますね。

絵柄はハマる人にはハマる!

絵も日本人好みな感じですよね、マップとかも昔のドラクエっぽくてわくわくします。(思わずドラクエっぽいって自然に書いてました)、挿絵とかも優しい感じで書いてあって良い感じですよ。オレはRPGゲームは絶対にフィールドと街があって欲しい派(つまりはワールドマップあって欲しい派)なんですが、それもあっていいです。ダンジョンと街しかないようなゲームあるじゃないですか。例えばFF13なんですが、なんかすごく寂しくなるんですよ。フィールドを冒険して街で安堵したいんですよ。

国造りシステム

国造りシステムもいいですね〜。やっぱドラクエ3と言えば国造りシステムですよね。(ドラクエじゃねえっつーのって話しですね)
RPGとしてのストーリーの枠組みがあって、そこは固定されたものなんですが、プレイヤーへの自由度を提供するってのがいいですね。建物を作ったり、ひとを呼び込んだり、これだけでも結構いいボリュームありますよ。
ゲームでも映画でも終わっちゃうと寂しいじゃ無いですか。終わった後もなんか寂しくならない要素があるのがいいですね。

どんなキャラが登場するの?

あと、日本人って本当に人種差別について鈍感だなと常々思うんですが、アニメとかゲームは、獣混じりの種族を出すことによってうまくマイルドに表現できているなーと思いましたよ。二ノ国でも獣混じりの種族がたくさんでてきます。というか主人公のエバンもそうなんですが。誰も、どの人種も、嫌な思いをしなくて済むいい方法ですよね。でも将来スターウォーズみたいに色んな種族が出てきたら、その時はまた人種差別について考えないといけないかもですね。世界は進歩していきますね。

ストーリーがいいですね!

主人公が少年から王になるってストーリーもいいですよね。
二ノ国って各国が争ってたり、どぎたない内乱があったりとかするんですね。一ノ国もサミット集結国が都市ごと核爆撃されてて、そこまでする?って思ったんですが。まあいいや。日本も世界も世の中も、汚いこととか、弱い者いじめとか、差別とか、そんなこといっぱいありますよ。オレはこの目にたくさんそういうことを見てきました。で、どうしたらそういうのを減らすことができるかって考えると自分の王国を創るしかないんですよ。王国っていうと誇張しすぎですが、会社でも何かの組織でも広場でもいいけど。暖かくて公明正大な国を作るしかないんですよね。プラトンの言うところの国家みたいなのを作りたい。子供のときからそういう気持ちで生きてもらいたいとオレは子供達におもっていますよ。弱いものいじめとか、汚いこととか、差別とか、そういうのを減らすためには、そういうのが無い国を自分で作るしか無い。

下記はあんまり二ノ国とは関係無い、徒然草的にゲーム中に思ったことです。
長いので、二ノ国で検索してきた方は恐らく閉じたほうがいいと思いますよ。

昔のゲームって、自由度が少なかったよね。

一昔前のゲームは、ゲーム中の卑怯とも言える行動は絶対に取らせてくれませんでしたが、今はもうそれが主流になってますよね。例えばドラクエとかだったらターン制バトルで敵の炎をかわしたりできなかったじゃないですか。(ラリホーとかはあっても、利かない敵もたくさんいたし)、でも今は回避行動をしたり遠ざかったりすればかわせる。ウメがよくゲームの楽しさって何?って問いに対して「ボタンを押すこと」と答えてましたが、今のゲームってそうなってきてますよね。たくさんボタンを押す。それが反面難しさにもつながってるのかもしれませんが。

難易度はちょっと高め?

このゲームは序盤から結構強めの敵とかボスとか出てきて一撃で半分くらいもってかれたりもするんですが、そういうのは隠れて見つからないようにしたりだとか、敵の行動のタメが多かったりだとか、そういうので食らわなくてもすむようになっています。或いは防御したりもできますね、防御すると多分ダメージが半減されるのかな。

操作性とかは?

二ノ国ってすごく便利な国なんですよ。武器とか防具とかが指輪に収納されたりとか、フィールドからフィールドを瞬間移動できたりとか。で、一ノ国のロウランは特に疑問とか言わずにそれを使いこなすわけです。まあゲームの世界のことと現実の世界のことを混同するなって言われるかもしれませんが、それって現実の世界でも起こることなんですよ。
例えば、そりゃまあ大きな荷物を指輪に入れて瞬間的に出し入れできたり、あるいはテレポートできたりとかってのはあと数百年は無理かもしんないですよ。
でもオレもこうしてベルリンで暮らせているのは昔ではすごく手間がかかったことが瞬間的にできるようになったからなんですよ。例えば、ドイツ語わかんないときは全部google翻訳にぶちこんでます。役所の手続き(住民登録だとかなんだとか)もネットで調べてから行ったりとか。

ゲームって未だに叩かれてるけど、筆者はどう考えてる?

何が言いたいかというと、大変だと思われてることも実は大変じゃない方法がぽっと出てくる可能性があるわけですよ。或いはその可能性はあなたに内在しているかもしれない。大変なものを大変なものとしていつまでたっても扱い続けてはいけないわけですよ。工夫したりとか、経験したりとか、新開発したりとか、発想を変えてみたりだとか、そういう風にすべきなんですよ。
ゲームってそういうことも考えられるからいいですよね〜。オレはゲーム推進派です。

筆者はFF12も好きでした。

脱線ついでに、FF12やってて思ったんですが、FF12のガンビットシステム(例えば味方のHPが75%になったらポーションを使う、だとか、敵から遠ざかる、だとか、何たら属性の敵にはファイガを使うだとか、)これってまさにシーケンサのプログラミングそのものなんですよ。(シーケンサーは三菱電機のオリジナルブランドなんでPLCと言った方がいいのかな、まあ自販機だとか、産業用機械だとか、そういうのに特化したプログラミングとセンサーで動く装置です。)、昔ちょこっとだけシーケンサのプログラミングやったんですが、ガンビットシステムってまさにPLC制御そのものなんですよ。

子供でもプレイできる?

こういうのに子供のときから慣れておくと、いざプログラミングしようって時にすんなり入っていけるんですよね。Microsoft ACCESSでデータベース作ってたときも、ゲーム感覚で作れて楽しかったんですよね。でもACCESSで思ったのは、これはずっと肉体労働をしていたりだとかして論理的思考になれてない人は、多分一生うまく扱えないんだなと思いましたよ。多分、日本人ってすごく論理的思考をするのが苦手なんですよ。なんでかっていうと日本語って言語があんまり論理的に作られてはいないからです。主語がなくてもオーケー、語順が崩れてもオーケー、複数形なくてもオーケー、冠詞類も無くてオーケー、反面、ドイツ語ってプログラミング構造に似てるんですね。主語、動詞の活用、冠詞、などなど、オレはドイツ語勉強しているときはこれはプログラミングの勉強だとおも思ってます。イレギュラーなことが少ないので、まあ覚えたら覚えただけ使えるんじゃないかなーと思ってます。

長く書きすぎましたね〜
ではまた!

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